同姓同名に注意
自分の名前が珍しい名前か?
それともどこにでもいそうなありふれた名前か?
こんな事って滅多に考える機会はありませんが、学生ローンで借りる場合は重要なので覚えておきましょう。
銀行振り込みで返済したのに反映されていない!?
いくら返済しても一向に残高が思うように減らない。
あまりにおかしいので学生ローンに問い合わせてみたところ、入金したはずのものが入っていないと言われた・・
こんなケースが学生ローンでは稀にあるようです。
こういったケースは銀行振り込みで返済した場合におこります。
学生ローンでは同姓同名を見分ける為、名前の前後に会員番号か生年月日を付けるよう求めています。
そうする事で同姓同名者との判別をしているわけですが、さすがに全員が全員、会員番号や生年月日をきちんと入れるわけではありません。
名前のみ、酷いものでは苗字のみなど、とても個人を特定できるものではない為、入金処理を諦め、「保留」にします。
よく勘違いする人が多いのですが、銀行振り込みの際、電話番号も入れるからそれでわかるだろうと思う人が多いようですが、この電話番号は受取人には届いていないのです。
これはあくまでも銀行が万一の場合に使うものであって、銀行にしか伝わっていません。
確実に自分が振り込んだものだと知らせるには、やはり名前の前後に会員番号や生年月日など、個人を特定できる情報を付加するしかないのです。
大手消費者金融では、返済用個別口座が設けられている。
大手消費者金融では、同姓同名者は学生ローンの比ではありません。
何しろ規模が違います。
大手では、ATMや自動引き落とし、ネットでログインしてからの振り込み等、返済方法にバリエーションがありますが、いずれも個人を特定できるものばかりです。
ATMは専用のカードですから、当然個人の特定は容易です。
引き落とし、ログイン後のネット振り込みも同様です。
しかし、中には通常の銀行振り込みで返済する人も大勢おり、学生ローンと同じ仕組みでは大混乱となってしまいます。
そこで、大手では一人一人専用の返済用口座を設けているのです。
こうする事で同姓同名者と混同することはないのですが、近いうちに学生ローンでも導入するかもしれません。
学生ローンで導入する場合の問題点は、口座番号が1つでも違うと、別人に入金処理されてしまうという点があります。
ここは大手と違うところです。
このシステムを導入した場合の費用は年間で30万円ほどなので、コスト的にはクリアできるはずです。
ただ、完璧な管理体制を整えるのが難しいとされ、現在のところ導入している業者はないというのが現状のようです。
学生ローンへの銀行振り込みによる返済は、名前がフルネームでしっかり入っているか、会員番号や生年月日など、個人を特定できる情報をきちんと付加しているか、よく確認するよう習慣づけましょう。